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江戸時代に端を発する浅草の年中行事

浅草では三社祭やほおずき市、サンバカーニバルなど年間を通じてさまざまな行事が行われており、たくさんの見物客が訪れます。

しかし浅草にはこうした有名なお祭りだけではなく、地元の人々の手で大事に守られている行事もたくさんあります。その1つが、流鏑馬(やぶさめ)です。流鏑馬とは、疾走する馬に乗った射手が手綱を操りながら弓矢で的を狙うことをいいます。侍が行う武芸の稽古がそのまま神事となったと言われるこの行事は全国各地で行われていますが、1983年から始まった浅草の流鏑馬は、その源流を遠く江戸時代にまでさかのぼることができるという由緒あるものです。

浅草の流鏑馬は原則として毎年4月、公園に作られた特設会場で行われます。当日は、鎌倉武士の仮装束を身にまとった武士が勢いよく馬を走らせながら、直線コースに立てられた3つの的を目がけて次々と矢を射かけます。見事に3つとも射止めた射手には、「賜禄の儀」という古式にのっとった儀式において褒美が贈られます。

スピード感に満ちた馬の疾走、射手の妙技、きらびやかな装束など、迫力と優雅さが一体となった魅力的な行事です。当日は、近隣の会場で草鹿(くさじし)と呼ばれる行事も同時開催されます。こちらは、草を束ねて鹿を模した的を目がけて烏帽子(えぼし)に直垂(ひたたれ)姿の射手が矢を射るというもので、二手に分かれた団体戦となります。静かな中にも緊張感が漂う、流鏑馬とは違った魅力に満ちています。

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